酒豪の動物、ハムスターの話

みなさん、お酒は飲みますか?

私は大好きですが、ここ数年はめっきり弱くなりましたね…。あっ、最近の私の個人情報はどうでもいいのですが(笑)

さて、ここで問題です。

数ある動物の中でもっともお酒が強いのは何だと思いますか?

身体の大きいぞうさんかな?

強そうなライオンさんかな?

いえいえ、正解はハムスターさんです!(ちなみに象やライオンはお酒を飲むことはできません)

たくさん飲んでも、酔っぱらわない!

人間は祖先が発酵した果実を好んで食していた、おかげで、非常に高いアルコール代謝能力を持っています。

しかし、その人間をも上回る強者が、ハムスターさんです。

野生のハムスターさんは、ライグラスの種や実を巣に貯める習慣があります。その蓄えたエサが長く貯蔵されることで、それらが発酵し、アルコ―ルが生成されます。

アルコールは水よりもカロリーがあり、これが過酷な環境を耐え抜くエネルギーになるのだそうです。

研究によるとハムスターさんが消費できるアルコールの量は、なんと人間が1.5リットルの高濃度ウォッカを飲むのと同じくらい、といわれています。

さらにハムスターさんのすごいのは、たくさんアルコールを摂取しても酔っ払わないということです。

並外れた強い肝臓を持っていて、腸で吸収されてから肝臓に行くまでにアルコールの成分は、ほぼすべて分解されてしまうらしいのです。

ここで本日のトリビア!

ハムスターさんは、アルコール依存症の薬剤治療の研究にも使用され、15%のアルコールが飲用されている、とのことです。

いやー、今宵のお酒の席で会話が弾みそうなお得な情報を仕入れてしまいましたね。

あ、そこのお父さん!!

まさか今自分ちのワンちゃんに、「どうだ、一緒に飲まないか」などとお酒を勧めていませんか!?

ダメ!絶対!

ワンちゃん、猫ちゃんたちにはアルコールをあげてはダメです。

当然ですが、中毒を起こしてしまいますから!