ご家族様(ペット)が「動物病院は苦手…」という方に
こんにちは。10月というのにまだまだ暑いですね。
今回のブログは、「病院」についてです。
小学生の頃、毎日のように「美容院」と「病院」ひらがなで書くと似てるのに全然違うなあ…と物思いにふけりましたよね。
あの頃が懐かしい…(笑)
ただ私たち人間でも「病院」となると、ウキウキ、ルンルン、そんな気軽には行けないところ。
ましてやご家族様にとっても、見慣れない音やにおい、いつも会わない大勢の人、ワンちゃん、ネコちゃん…。
獣医師の私が言うのもなんですが、緊張する要素が多いのが「病院」です。
「うちの子、病院に行くと震えてしまって大変なんです」
獣医師をしていると、飼い主さまからよく耳にする言葉です。
今回は動物病院に来る前に、少しでも緊張を和らげるコツのようなものをお伝えしようと思います。
“触診に慣れること”は、“触られることに慣れること”から
診察時、まず獣医師が行うことが多いのが「視診」と「触診」です。
触ることなしに診察も検査もできませんから、触られることに慣れていることはとても重要です。
耳・口・お腹や足先などまで、飼い主さまが常日頃スキンシップをとっておられる動物さんは、スムーズに診察できることが多いように思います。
スキンシップを毎日とられている方は多いと思いますが、意識するだけでも違うと思いますので、よりスキンシップで愛情を注いであげるとよいかもしれませんね。

「キャリーに入る=病院に行く」にしないこと
まさに「動物の勘」というものは鋭いものです。
動物病院に行く前、なにも言ってないのに機嫌が悪くなったり、怖がって震えたりしたことはありませんか?
そのような中、「キャリーに入る=病院に行く」だと、キャリーを出した音だけで怖がってしまうかもしれません。
普段から部屋に出しておく、キャリーで旅行をする、など楽しい経験や安心できる経験を、たくさん増やしてあげてくださいね。

さくらペットクリニックが「安心できる場所」であるために
当院では待合室・診察室ともに、できるだけリラックスできる空間であるように心がけています。
もちろん診察時には緊張を和らげていただけるよう、細心の注意を払います。
初めて来院される方にとっても、通院されている方にとっても診察後に「安心できる場所」と感じていただけることが何よりの喜びです。
些細な心配事も気軽に相談していただければ幸いです。
