知って備えたい、なりやすい病気

さて、いきなり問題です。
「ダックスフンド」?「ダックスフント」?
呼び方で正しいのはどちらでしょうか?

正解は…どちらも正しいようで、ドイツ語読みだと“フント”になるようです。

ダックスフンドは、椎間板ヘルニアになりやすい

さてご存知、ダックスフンドには「胴が長い」という特徴がありますが、
その特徴ゆえ、腰に負担がかかりやすく、
椎間板ヘルニアという病気(病態)になりやすいといわれています。

「椎間板ヘルニア」は、ダックスフンドがなりやすい。
心臓の病気である「僧帽弁(そうぼうべん)閉鎖不全症」は、
チワワやポメラニアンなどの小型犬やキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどに多い。
これは「なりやすい病気」の「好発犬種」と呼ばれるものです。

獣医学の進歩により、データなどいろいろと調べてみると
「この病気は、この犬種に多かった」ということがわかってくるようになりました。

かかりやすい病気は、元気なうちに知っておく

人にも様々な種類の人種というのがあります。
ただ、おおよその身体の仕組みは似ていますよね。
しかし、ワンちゃん・猫ちゃんの場合、大型犬や小型犬、トイ・プードルやチワワ、
日本猫にロシアン・ブルーなど多種多様です。
それぞれに特徴があり、かかりやすい病気があるのです。

飼い主さまは、ワンちゃんや猫ちゃんそれぞれの特徴を知っておき、
日々の生活に生かしていくというのが大切です。

ダックスフンドの飼い主さまは仮に歩き方に少し異常が見られた場合、
激しい運動は控えたり、安静にしたりしてひどくしないようにする…。
キャバリアの飼い主さまは少しでも異常がみられた、
もしくは獣医さんに指摘を受けた場合には早めに検査をする…。
知っておけば、適した対策をとることができるようになります。

大切な我が家のワンちゃん、猫ちゃんの種類のなりやすい病気などは
元気なうちに知っておき、来たるときに備えることはとてもいいことだと思います。

ご興味があれば、ご相談やご質問などいつでもくださいね。