クリスマスイブに、動物トリビアを
今日はクリスマスイブですね。
さくらペットクリニックにとって、はじめてのクリスマスを迎えます。
さて、皆さまにも好きなクリスマスソングがあると思うのですが、
私は「チキンライス」ですね。
昔はマッキー(槇原敬之さん)の大ファンで、
コンサートにも行っていました。「どぼてん」最高でしたねー。
あっ、またまた私のいにしえのメモリーはどうでもいいのですが(笑)。
今回は、私の獣医師としてのメモリーから
思い出したことを一つお話ししようと思います。
動物さんたちをどう数えるかの話
皆さまは生き物、ペットさん、お魚さん、昆虫さんなどを数えるとき、
どのように数えていますか?
「一頭」「一匹」「一羽」など…ですよね。
ちなみにここ最近、ペットショップさんでは
うさぎさんは「一羽」ではなく「一頭」や「一匹」と言われているそうです。
(うさぎさんをなぜ一羽とする数え方には、
例えば長い耳が羽のようであると、鳥との関連性も指摘されています。諸説あり)
私は昔、尊敬する先輩の獣医さんから
「一匹、二匹…」ではなく、「一頭、二頭…」と話しなさいと教わりました。
私はよく大事な家族の一員ということで
「同居のワンちゃんは、何人ですか?」と、ついお話してしまうのですが、
やはり「一頭、二頭…」と数えることが多いです。
実は歴史的には平安時代、今年話題となった鎌倉時代、そして江戸時代の頃までは、
馬なども「一匹、二匹…」と数えていたそう。
それが明治時代になって外国文化を取り入れたとき、
海外で動物を“One Head”と表していた文章を、日本人が「一頭」と訳し、
それ以降定着した、と言われています。
現代日本語の研究者の方によると、
『人間より大きい強そうな動物を「一頭」、
人間より小さく弱そうな動物を「一匹」と呼ぶ』
とも聞いたことがあります。
ただ…
これは厳密には決まっていないようですね。
そのため、私はこれからも「一頭、二頭…」、
もしくは「一人、二人…」と呼んでいきたいと思います。
(今回は決意表明みたいになってしまいましたね・笑)
では、
ハッピークリスマス!
美しい人生を、限りない喜びを、あなたに。