獣医師は、勉強熱心?(獣医師の勉強について)

「読書の秋」とも言われるように、秋は学びの季節です。

ということで、今回は獣医師がどのように勉強しているのか、そしてこれまでどう勉強してきたのか、について話そうと思います。

ただとにかく、ひたすらに勉強の、大学そして臨床医時代

まず、獣医師は大学のときに獣医療の基礎知識を学びます。

解剖学、生理学などなど…

教科書をはじめ、とにかく数多くの書籍を読みまくりました。いわゆる座学ですね。

大学も高学年になると研究、実習と実践的な内容へと進み、そして国家試験対策の勉強も行います。

私自身、大学での勉強は暗記することがメインとなり、とにかくハードだったことを覚えています。

さて、そして獣医師になった後はどうでしょうか?

「大学過ぎたら診療ばかりになっちゃって、勉強量は減るでしょ?」

いえいえ、私自身の実感としては、学生時代よりさらに勉強しなければなりません。

数多くの病気の種類や検査方法を調べたりするだけではなく、各症例ごとに診断や治療は違うため、先輩やその分野の専門の先生などに教えを請うなどして日々精進していかねばなりません。

さらには人間なので勉強したことを忘れてしまうことも多々あり、なんだっけ?と焦りながら獣医学の教科書的なものを見直したりします。

学びの手段も、急激にデジタル化

ただ勉強の種類は変わってきますね。

診療の振り返りを書籍などと照らし合わせながら行ったり、学会で講演を聴いたり…。

そして、先輩先生方との交流の際に聴く話は、なによりの勉強になります。

ちなみにここ数年はオンラインセミナーやオンライン学会、サブスク型の学習動画サービスが出てきており、時代を感じますね。

そして、開院し院長になってから。

獣医師であると同時に一経営者になるので、獣医療のことだけでなく、幅広い分野の知見と知識を身につけていかなければいけません。

毎日が勉強…獣医師としての経験を重ねるごとに、その言葉の重みを感じています。

なんだか、今回は話が真面目で固くて、書いてる私も、肩がこってしまいました(汗)